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2016.09.05

スウェーデンの公的年金基金AP4、2020年までに株式ポートフォリオを完全に脱炭素化することを発表

(スウェーデン第4公的年金基金より)

ストックホルム/スウェーデン発:スェーデン第4公的年金基金(AP4)は、2016年6月15日、今後、同基金の株式ポートフォリオを脱炭素化していくことを発表しました。

気候変動による影響のリスクを低減するために、AP4はグローバル株式ポートフォリオの21.8%(2016年6月1日現在147億米ドルのうち32億米ドル)を低炭素戦略に割り当てています。また現在、2020年までに、全てのグローバル株式ポートフォリオを脱炭素化するという長期目標を持って見直しを進めています。

AP4は、350億米ドルの運用資産を管理するスウェーデン有数の年金基金の1つで、グローバル株式ポートフォリオにおける低炭素に向けた取り組みをいち早く採用し、2012年に初めて低炭素戦略への投資を行いました。
同基金は、低炭素戦略に向けたベンチマークとして、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社のMSCI低炭素インデックスの使用を予定しています。

同基金の最高経営責任者であるマッツ・アンダーソン(Mats Andersson)氏は、「MSCI低炭素インデックスの使用により、低炭素への投資がさらに促進され、主流になることを期待しています。私たちは、このアプローチが公共の利益になる一方で、運用益の代替源を提供できると確信しています。」と述べています。

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