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食の主権(Food Sovereignty)

「食の主権」とは、食料生産や流通の主権を、食料生産者やコミュニティが取り戻すべきだという考え方です。大企業による食料生産、流通システムの支配に対抗する側面が強いのが特徴です。この言葉は、中小農業者・農業従事者の国際組織である「ビア・カンペシーナ」によって1996年に生み出され、現在では世界中に広がっています。コミュニティでの食料の自給自足という観点からも注目されています。

なお、食の主権に関する活動をしているNyéléniは、2007年に「食の主権」の6つの柱を以下のようにまとめています。
(1)人びとのための食料に焦点を当てる
(2)食料を供給してくれる人びとを尊重する
(3)食料システムを地元に根ざしたものにする
(4)地元の管理にゆだねる
(5)知識や技術を構築する
(6)自然と連携する

参考資料 Nyéléni 2007 Forum for Food Sovereignty(英語)
http://nyeleni.org/DOWNLOADS/Nyelni_EN.pdf

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