キーワード解説

ホーム > キーワード解説 > ビア・カンペシーナ(La Via Campesina)

ビア・カンペシーナ(La Via Campesina)

ビア・カンペシーナ(「農民の道」を意味するスペイン語)は、数多くの農場労働者、小・中規模の農場経営者、女性農場経営者、先住民、季節労働者などからなる国際的な運動です。具体的には、73ケ国の164の組織によって構成されており、合計すると2億人もの農業従事者を代表しています(データは2013年時点のもの)。この運動では、小規模で持続可能な農業を、社会正義と尊厳を促進するための方法として擁護しています。

この運動が発足した1993年当時は、農業政策と農業ビジネスのグローバル化が進行している時期でした。そのため、小規模の農業経営者は、自分たちの声を聞いてもらうこと、自分たちの生活に影響する決定に直接参加することを望んでいたのです。現在では、彼らの声は、国連食糧農業機関(FAO)や国連人権理事会(UNHRC)といった組織に届いています。また、ローカルレベルからグローバルレベルまでの多くの社会運動の間で、ビア・カンペシーナは広く知られています。

なお、ビア・カンペシーナは「食の正義」のアイデアを1996年の世界食糧サミットで提唱したことでも知られています。

※「食の正義」の説明はこちら

ビア・カンペシーナについて詳しくはこちら(英語)
http://viacampesina.org/en/

Page Top