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ワーク・ライフ・バランス

ワーク・ライフ・バランスとは、「ワーク(仕事)とライフ(生活)のバランス」という意味で、「仕事と生活の調和」と訳されます。国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できることです。

仕事は暮らしを支える重要なものですが、家事・育児・近隣との付き合いなどの生活も暮らしに欠かせないものです。しかし現実には、仕事と生活の間で問題を抱える人が多く見られ、これが将来への不安や社会の活力低下、少子化・人口減少にまでつながっています。それを解決する取り組みがワーク・ライフ・バランスの実現です。

こうした取り組みは1980年代以降、女性の社会進出、家族形態の多様化、男女労働者の意識の変化、そして人口の少子高齢化などを背景に欧米で始まりました。

日本では2007年12月に「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」、「仕事と生活の調和推進のための行動指針」が策定されました。そのもとで法整備が進み、子育てサポート企業の認定、均等・両立推進企業表彰のほか、ポータルサイトの開設やキャンペーン実施などによる個人・企業・国が一体となった取り組みが行なわれてきました。それにより、育児休業制度や短時間労働制度などさまざまな制度を導入する企業も着実に増えつつあります。


□参考URL
内閣府:仕事と生活の調和とは(定義)
内閣府:仕事と生活の調和とは
労働政策研究・研修機構:ワーク・ライフ・バランスの取組みの国際的動向
内閣府:カエル! ジャパン通信 Vol.27

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