イーズについてのご案内です。
有限会社イーズについて
企業・組織の方へ
次へ 前へ

世界・日本の幸せニュース

食品ロスにつながる賞味期限のラベル表示はもういらない! 英国のスーパーの取り組み 

Photo by nrd on Unsplash,
https://unsplash.com/photos/D6Tu_L3chLE

英国では最近、食品ロス削減の取り組みの一環として、スーパー・小売大手が相次いで生鮮食品の賞味期限の表示を廃止しています。

  • 小売業マークス・アンド・スペンサー(M&S)は2022年7月、300品目以上の果物や野菜の賞味期限を表示しないと発表。同社製品の85%に相当する。
  • スーパー「セインズベリー」は2022年8月、すでに賞味期限ラベルをなくしたバナナやリンゴなど1,500品目に加えて、ナシやトマトなど276品目の包装に賞味期限の表示を削除すると発表した。
  • スーパー「ウェイトローズ」は2022年8月、野菜や柑橘系果物など約500品目の生鮮食品の賞味期限の表示をやめると発表した。

では、どうして賞味期限表示の廃止が食品ロス削減につながるのでしょうか?

英国のスーパーなどでは自主的に、生鮮食品に「賞味期限」を表示してきました。しかし顧客が「賞味期限」を「消費期限」と勘違いし、賞味期限が過ぎたものを捨ててしまうことが多いとわかり、食べても大丈夫な状態かを顧客自身に判断してもらうことにしたのです。

上記3社はいずれも、英国の環境NGO「廃棄物・資源アクションプログラム(WRAP)」と協力し、食品ロス削減に取り組んでいます。WRAPによると、英国の家庭から出る食品廃棄物は毎年660万トンに上り、その4分3は食べられるものです。ポテトとリンゴ、キュウリ、ブロッコリーの賞味期限の表示をなくすことで、年間約5万トンが廃棄されずに済むと見込まれています。

日本では生鮮野菜・果物への賞味期限の表示はありませんが、他にも賞味期限の表示をなくすことで防げるフードロスがあるかもしれません。

(佐々 とも)

幸せ研ニュース

「定常経済」について考える
幸せ年表
インタビュー
エダヒロの「幸せへ!」コラム

幸せ経済社会研究所 主催「幸せと経済と社会について考える読書会」のご案内

日時:2023年4月13日(木) 18:30~20:30
会場:オンライン
●課題書:『木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか』(著:リチャード・E・ニスベット

過去の読書会の音声講座も販売しています。

 

Quotational phrase

「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。

ハーマン・デイリー(経済学者)

参考図書&リンク

参考図書

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか(ダイヤモンド社)
木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか(ダイヤモンド社)

文化によって世界観が変わっても、人間がものを考えるために用いる道具は同じだと誰もが思っている。肌の色や国籍、宗教が違っても、ものごとを知覚したり、記憶したり、推...

続きを読む

参考リンク

WEALL(幸福経済アライアンス)
WEALL(幸福経済アライアンス)

幸福経済アライアンスは、新しい経済運動に関する長期的な取り組みを基盤として、経済の枠組を成長至上主義から離し、協力と繁栄の共有へと移行させる可能性を実証する既存の取り組みや、新たな取り組みを拡大することを目指します。
※参考情報(幸せニュースより)
「幸福経済アライアンス」立ち上げられる
https://www.ishes.org/happy_news/2018/hpy_id002552.html

エダヒロの100人に聴く「経済成長についての7つの質問」 あんな人や、こんな人にも!
e's イーズ 未来共創フォーラム
イーズ カレンダー
一般社団法人 東洋と西洋の知の融合研究所
POZI

Page Top