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身土不二(しんどふじ)

身土不二とは、「身と土、二つにあらず」、つまり人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるという意味の言葉です。言葉の起原は大昔の仏典に遡ることができますが、現在では食の思想として「その土地のものを食べ、生活するのがよい」という意味で使われています。


読み方は食の分野では「しんどふじ」と読みますが、仏教では「しんどふに」と読み、人間と世の中は一体であるという意味に捉えられています。


食の思想としてのルーツは明治時代に遡ることができますが、近年「地産地消」や「スローフード」といった言葉とともに関心が高まっています。


□参考:山下惣一『身土不二の探求』(1998年/創森社)

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