「成長に殺されるまで成長し、自分の葬儀代をさらなる成長として計上せよ」というルールからは卒業しなくてはならない。
有限の世界で、幾何級数的な成長が永遠に続くと思っているのは、狂人かエコノミストのどちらかだ。
どういうわけか、私たちは、成長することだけが経済の目的だと考えるようになっている。だが、成長は目標でも目的でもない。成長を無限に追い求めることは自殺行為だ。
政府の役割は、GNH(国民総幸福)を追求できるような諸条件の整備に努めることである。
われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているということ。
人間は私利私欲を追求することのみを行動規範とする『合理的な愚か者』ではない
GNPは、私たちの機知や勇気も測っていなければ、知恵や学び、思いやりや国への献身も測ってはいない。一言で言えば、GNPはすべてを測っているが、それは人生を価値あるものにしているもの以外のすべてだ
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする
経済学者が地球自体も同じ速度で成長できることを示してくれたら、経済が無限に成長する可能性があることを受け入れよう