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世界
2011.10.25

OECD、幸福に関する新たな報告書を発表

(OECDより)

経済協力開発機構(OECD)は10月12日、OECD加盟国を含む世界40カ国を対象に調査した人々の生活や幸福に関する報告書「How's Life?」を発表した。

この報告書は、OECDの「より良い暮らしイニシアチブ」の一環として発表されたもの。「所得」「雇用」「住居」「健康」「ワークライフバランス」「教育」「社会とのつながり」「市民の関与およびガバナンス」「環境」「安全」「主観的な幸福」の11分野について各国の状況を調査している。

同報告書によると、過去15年間にわたって各国の幸福度は概して向上しており、豊かさ、雇用、住環境、自然環境、健康、教育、安全などの面で向上が見られるという。一方で、各国間での格差は開いており、国内でも特に教育や所得の面で恵まれないグループの幸福度は低いなど格差が生じている。

報告書では、所得は良い暮らしの主要な要因のひとつだが、それ以上に健康、環境、コミュニティ、市民活動、安全などの他の要因も重要であると指摘している。

なお、人生の満足度については、デンマーク(1位、7.8ポイント)、カナダ(2位、7.7ポイント)、ノルウェー(3位、7.6ポイント)の順で高く、日本はOECD平均値(6.7ポイント)よりも低い6.1ポイントで29位だった。

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