2011.11.22
日本政府、リオ+20成果文書への提案に「幸福度」の考えを盛り込む
(外務省より)
外務省が10月31日に発表した、国連持続可能な開発会議(リオ+20)成果文書へのインプットのなかで、日本政府がGDP以外の豊かさの基準として「幸福度」を提案したことが明らかになった。
「リオ+20」は、1992年にブラジル・リオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議」(通称リオ・サミットまたは地球サミット)の20周年となる2012年に開催される。同会議には各国の首脳レベルの出席が見込まれ、特に「持続可能な開発及び貧困根絶の文脈におけるグリーン経済」と「持続可能な開発のための制度的枠組み」の2点を中心に議論される予定。
同提案では、「持続可能な開発を実現するためには、環境・社会・経済それぞれの側面での持続可能性を考慮する必要がある」とし、従来のようにGDPのみで国の豊かさを測るのではなく、「幸福度」のような新たな指標の策定も視野に入れるべきだとしている。
- 外務省プレスリリース
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/10/1031_05.html - 国連持続可能な開発会議(リオ+20) 成果文書へのインプット (PDF)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/10/1031_05_02.pdf - United Nations Conference on SUstainable Development: Rio+20 Proposal of the Japanese Government to achieve Sustainable Development
http://www.uncsd2012.org/rio20/index.php?page=view&type=510&nr=113&menu=20