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2012.03.16

米国の研究チーム、世界中のツイートから幸福度を分析

(バーモント大学より)

米国・バーモント大学の研究チームが、世界中のツイートから人々の気分を測定し、世界の幸福度は低下傾向にあるとの分析結果をまとめた。同大学が、2011年12月16日付のプレスリリースで伝えている。

研究チームは、世界中の6,300万人のツイッターユーザーのツイートに書かれた460億以上の単語を収集。あわせて、最も一般的な英単語1万語の"幸福"感を評価し、"笑い"には8.50、"食べ物"には7.44、"欲"には3.06、"テロリスト"には1.30、という点数をつけた。

研究チームはさらに、これらの点数を、ツイッターから収集した大量の単語に当てはめ、過去3年分を検証。その結果、「(幸福度は)2009年1月から4月にかけて緩やかな上昇傾向を示した後、時系列的に緩やかな低下傾向を示し、2011年上半期にその傾向がやや加速した」と、米科学誌『PLoS ONE』に報告している。

社会科学調査における自己申告データなど、従来型の方法で幸福度を測定することは、非常に困難と考えられている。しかし、ツイッターでは、人々が"より自然な形"でコミュニケーションをとっているため、ほぼリアルタイムで、規則的に幸福度を測定する可能性を開いている、と論文の共著者であるクリス・ダンフォース氏は話している。

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