（国連国際防災戦略事務局より）

国連国際防災戦略事務局（ＵＮＩＳＤＲ）は、『災害に強い都市を構築するには？(How to make cities more resilient?)』と題するハンドブックを刊行した。このハンドブックは、2010年から2015年にかけ世界的に展開されているキャンペーン「災害に強い都市の構築――私の都市は準備中！(Making Cities Resilient - My City is Getting Ready!)」を後押しするもの。

このハンドブックは、市長、知事、市議会議員などの地方自治体のリーダーに、リスク削減のための一般的枠組みを提供するとともに、この目的のために様々な都市で既に適用されている優れた実践例や手立てを提示しているという。そして「なぜ災害に強い都市を構築することが有益なのか」「どのようなタイプの戦略や行動が必要とされるのか」、そして「その課題にどのように取りかかればよいのか」を検討しているとのこと。

またこのハンドブックは、「災害に強い都市の構築――私の都市は準備中！」キャンペーンで提示されている「災害に強い都市を構築するための必須10項目」を理解し、行動を起こすための実践的な手段を提供しているという。