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2012.07.19

母親に優しい国ランキング:1位はノルウェー、最下位はニジェール

母親に優しい国ランキング:1位はノルウェー、最下位はニジェール

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(セーブ・ザ・チルドレンより)

米国、コネティカット州ウェストポート発-子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは5月8日、「母の日レポート2012 (State of the World's Mothers 2012)」を発表した。この報告書は、母親の健康、教育、経済的地位、子どもの健康や栄養状態等の要素について、世界165カ国の状況を比較し、順位付けしたもの。1位はノルウェー、最下位はニジェールだった。

最下位のニジェールでは現在、飢餓状態が悪化し、100万人の子どもの命が脅かされている。また、下位10カ国のうち4カ国では、過去20年間に発育不良が増加し、栄養失調のせいで、子どもの身体的・精神的発達が永続的に遅れる症状がみられている。

報告書は、若い母親の悪循環について詳述している。幼少期に発育不良に陥った母親の場合、胎内に十分な栄養が行き渡らず、低体重児を出産する傾向にあるという。また、母親が貧困や過労、教育不足、不健康の状態にあると、乳児に適切にミルクを与えられない可能性があるという。

新たな調査結果では、母乳育児の支援という簡易な方法によって、年間100万人の子どもの命を救えることが明らかになっている。しかし、途上国で完全母乳育児の恩恵を受けている子どもは、全体の40%に満たないという。その理由について報告書は、母乳育児支援に向けた各国政府の取組みが不十分であるため、と指摘している。

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