米大学研究者、新しい幸せモデルを開発
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(ミズーリ大学より)
米国ミズーリ州コロンビア発-米国ミズーリ大学の5月7日付けリリースによると、同大学のケノン・シェルドン心理科学教授は、「より幸せでいるための課題:快楽適応防止(HAP)モデル(The Challenge of Staying Happier: Testing the Hedonic Adaptation Prevention (HAP) Model)」と題する新しい研究で、幸せになり、その幸せを維持するための二つの秘訣を発見した。
シェルドン教授は、「過去の研究によると、新しい恋愛関係を始めるなど、人生の主な変化の後で個人の幸せ度はアップするが、時間が経つにつれて、幸福度は元のレベルに戻る傾向がある。私たちの研究では、人々が、有益な変化から生じた高い幸福度を維持する助けとなるモデルを開発した。そのモデルとは、新しく、好ましい、人生を変えるような経験をし続ける必要性と、すでにあるものに感謝し続け、さらに多くをすぐに求めない必要性という、二つの要素が主体となっている」と述べた。
今回の研究は、カリフォルニア大学リバーサイド校のソニア・リュボミアスキー氏と共同で行ったもの。481人を対象に幸せに関する調査が行われた。
また、シェルドン教授は、モノを買うことについて、「幸せになるために、モノを買うことに依存すると、中毒のように、願望が急速に高まりかねない。従って、買い物の多くはどちらかと言えばその場しのぎの解決法でしかない。私たちのモデルは、そうした買い物の後に失望することが少なくなる方法を提案している」と述べた。
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http://munews.missouri.edu/news-releases/2012/0507-happiness-model-developed-by-mu-researcher-could-help-people-go-from-good-to-great/ - 参考:The Challenge of Staying Happier : Testing the Hedonic Adaptation Prevention Model
http://www.faculty.ucr.edu/~sonja/papers/SL2012.pdf