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（「成長を超えた生き方」プロジェクトより）

2012年３月末、持続可能な発展に関する国連会議（リオ＋20）に向け、ロンドンで「プラネット・アンダー・プレッシャー2012」（Planet Under Pressure 2012）と題した会議で世界の気候変動科学者最大の集まりがあった。「成長を超えた生き方」プロジェクトが５月11日に伝えている。3,000名以上の代表者らが出席し、3,500名以上がネット生中継を介して事実上出席した同会議では、科学的背景を設定し、リオ+20会議のための以下の新たな提言が行われた。

・進歩を測る際、自然資本の価値を考慮し、ＧＤＰの枠を超える
・すべての国での地球の持続可能性に対する目標を策定するための新たな枠組み
・社会と経済、環境の政策を地球規模でまとめるために、国連持続可能な開発会議（UN Sustainable Development Council）を創設
・解決策に特化した新たな国際研究計画、「フューチャー・アース」（Future Earth）を開始
・定期的な地球の持続可能性分析を開始

同会議からの重要なメッセージを反映し、国連持続可能な開発会議（リオ+20）に向けた初の宣言が、同会議で発表された。同宣言は、科学的研究により、現在の人間活動が人類文明の継続的な幸福を支援する地球系の機能を脅かしていることが分かっていると警告し、地球の持続可能性は社会の基盤となるべきだと提言している。