香港シンクタンク、アジア各都市で幸福を測る指標を開発
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(「成長を超えた生き方」プロジェクトより)
「成長を超えた生き方(Life Beyond Growth)」プロジェクトの5月18日付記事によると、香港の非営利政策シンクタンクのCivic Exchangeは、「都市の幸福を測る--文献レビュー(Measuring Well-Being in Cities - A Literature Review)」と題する新しい報告書を作成した。
同シンクタンクは、アジアの都市向けに、指標の力を活用して市民にとって重要な問題に人々を関与させることができる、幸福の指標というツールを作成中である。今回の新しい報告書は、既存のさまざまな幸福、生活の質、暮らしやすさに関する指標についてレビューしている。同シンクタンクの研究者チームは、アジアの都市向けの新しい指標を開発する際に、それらの指標を参考にした。
レビューでは、幸福の指標開発での「人間開発」「都市の競争力」「都市計画」「満足度」「健康」「持続可能性」という六つの「アプローチ」を挙げている。著者は、これらの六つのアプローチすべてを融合させようと新しい指標を作ることは効果的ではないと指摘しながら、幸福の客観的および主観的な条件を組み込み、アジアの都市住民の優先順位とニーズを明らかにすることを提案している。