朝型の人は、夜型の人よりも健康で幸せ
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(トロント大学より)
カナダのトロント大学は6月18日、夜型の人たちよりも、早起きを好む人たちの方が、幸せで健康的な生活を送っているとのトロント大学の研究が『エモーション』誌に掲載されたことをウェブサイトで発表した。
この研究は17歳から38歳までの若い年代(435人)と、59歳から79歳までの年配者(297人)の2つのグループを対象としたもので、調査対象者は、睡眠習慣や感情の状態、全般的な健康状態、そして1日のどの時間帯を好むかを尋ねる質問項目に回答した。
そして年配者の方が早起きである傾向がみられるものの、若い年代の間でも年配者の間でも、朝型の人たちの方が、幸福度を高く報告していることなどが明らかになったという。
この研究では「社会的時差ぼけ」という現象に言及している。社会的標準の「9時?5時」という時間設定に、夜型の人たちの体内時計があっていないことが、この結果に関与している可能性があるとのこと。
「仕事や学校の決まりごとは、夜型の人たちが自然に好む時間よりも、早い時間に起床することを強いる場合が多い。その結果として平日の睡眠の質は低くなる。自然な起床時間に毎朝起きることができる朝型の人に比べると、夜型の人たちが快活さにかけ、活動的ではないのは、このためである可能性がある」と主執筆者で同大学の大学院博士過程に所属するRenee Biss氏は述べる。
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http://www.news.utoronto.ca/early-bed-early-rise