OECD世界フォーラム2012、世界が採用した進歩の新しい尺度を確認
イメージ画像:photo by FriendsofEurope. Some Rights Reserved.
http://www.flickr.com/photos/friendsofeurope/4668563165/
(「成長を超えた生き方」プロジェクトより)
「成長を超えた生き方(Life Beyond Growth)」プロジェクトの10月17日付記事によると、経済協力開発機構(OECD)とインド政府が主催するOECD世界フォーラムで、国内総生産(GDP)と並ぶ、または置き換わる、総合的な進歩の尺度が今では主流になったことが明らかになった。
著名な経済学者や統計学者など多くの専門家が参加する同フォーラムでは、国の幸福度を測るために各国政府レベルでの数十のプロジェクトに関する報告が行われた。尺度には客観的および主観的な手法があり、その二つを組み合わせたものもあった。
技術的、そして政治的な課題は残されているが、代替となる尺度は、ある程度の勢いを得ており、世界の大部分はもはや後戻りしない様子である。
指標は、これらの新しい尺度を活用しながら、(一般的な意味での)将来的なリスクなどのシステムの持続可能性の問題や、よりよい結果をもたらす要因と政策にも取り組んでいる。
政治と研究の分野でのさらなる展開が必要だと指摘する意見もあった。欧州委員会環境総局のカール・ファルケンベルク総局長は、環境の尺度が、GDPと効果的に「対話する」ためには、環境の尺度をさらに強化しなければならないと述べた。