2012.11.22
幸せ調査と国の幸福度評価の新しい枠組み
(シュプリンガーリンクより)
2012年9月にシュプリンガーリンクで発表された論文で、回答者が特定の尺度で主観的な幸福度を評価するのではなく、各回答者に対して、個人単位を見つけ出し、この単位を使って、さまざまな場面での幸福度を測るための、詳細な説明を提供する新しい幸福度評価方法が提案されている。
カーネマン氏ほかが開発した「1日再現法」は、不完全な回顧や外部擾乱による影響を避ける助けとなるが、今回の新しい方法を用いれば、自己申告の測定の恣意性を減少させ、より正確で、異時点間や個人間で比較可能な幸福度の測定基準が実現する。
そうした調査で収集されたデータに基づいて、国の幸福度を評価する方法についても述べられている。