（グリーン経済連合より）

11月、英国の景気回復を目指し、グリーン経済への転換への投資を促進する強力な後押しがあった。世界自然保護基金（ＷＷＦ）のルーク・レフォードがいかにこうした転換ができるのか、その恩恵がどれほど素晴らしいかを正確に示す報告書を発表した。

英国経済で重要性が高まっている低炭素産業・環境産業は現在、自動車販売と電話会社の合計を上回り、ＧＤＰの８％を占め約100万人を雇用している。

他分野が苦戦している一方でグリーン分野がうまくやっていることは事実であるが、機運を高め、経済面・環境面の利点を十分に実感するためには、政府は向こう数カ月間にいくつかの重大な決断をする必要がある。

まず、次回のエネルギー法案に、需要削減と再生可能エネルギーへの強力な奨励策で2030年までに発電を完全に脱炭素化させるという目標を含める必要がある。

また、政府は英国の炭素削減目標に考慮されている国際航空・国際海運からの排出量を保証しなければならない。

同報告書『グリーン経済の構築』（Building green economies）は、グリーン経済への転換の課題と好機をより深く掘り下げて調べており、繁栄するグリーン・イノベーションに適した条件を政府がいかに作れるかを浮き彫りにしている。