(リアリティ・サンドウィッチより)

米国のウェブマガジン、リアリティ・サンドウィッチ（Reality Sandwitch）は10月２日、エッセイ集『分け合うか死ぬか：危機の時代で迷える世代の声』（Share or Die: Voices of the Get Lost Generation in the Age of Crisis）から、不況対策案としてジェネレーションＹの協調的消費活動を紹介した。

古いシステムは崩壊しており、私たちはより大きな、よりよい、より速いものへの追求が私たちの国を絶望と困難の時代へと陥れたことを認識し始め、現状の対策はもはや選択肢にはないことを確信している。

政治家や企業がこのシステムを直すのを待たなくても、自分たちでよりよいシステムを作りだすことが可能だということに私たちは気付き始めた。皆が必要なものが廃棄物なしでそろうように所有よりも手段が尊重され、経験が物質的な所有よりも尊重され、「私のもの」が「私たちのもの」になる新たな生活様式である。

世界中の若者が、すでにそれらを現実のものにしつつある。それは協調的消費（または共有型経済）と呼ばれ、私たちの働き方、遊び方、交流の仕方を変えつつある。それはインターネットによって加速しており、インターネット以外でも、不要なものを廃棄し、共有方法を探すことから、経験の共有を容易に始めることができるという。