2012.12.31
あなたの国の幸福度と持続可能性をチェック!
(ProgBlogより)
ProgBlogの11月29日付け記事によると、同日、151カ国の幸福度と持続可能性のレベルを一覧で示す持続可能社会指数(SSI)の2012年版が発表され、ウェブサイトで公開されている。
持続可能性に関する世界全体のスコアは現在、1~10段階で4.74。過去6年間で0.13(年間約0.02)上昇した。つまり、私たちは、正しい方向へ進んでいるが、スピードを上げなければ、10に到達する、持続可能な社会を実現するまでに200年以上かかる。しかし、これは単に理論上のことであり、進捗を早めなければ、災害に直面し、必要とされている持続可能性はもはや実現できなくなるかもしれない。
指数の全体像の検証よりも重要なことは、SSIを特徴づける幸福度の三つの側面の現状を見ることである。三つのうち、人間の幸福度のスコアが6.2と最も高く、最大の進歩を示している。環境の幸福度は4.5とかなり低く、後退気味でもある。これは気候・エネルギー・自然資源のカテゴリーの残念な現状が原因である。経済の幸福度は、人間と環境の幸福度を実現するための前提条件であると考えられているが、スコアは最も低い3.8と、過去6年間でやや上昇した。
地域差は依然として大きく、当然ながら所得と相関関係がある。欧米、オセアニアの高所得国では、人間の幸福度は高く、環境の幸福度は低い。低所得国では、状況はまったく逆である。
- この記事の原文(英語)を読む
http://networkedblogs.com/FjSGY - 参考:Sustainable Society Index
http://www.ssfindex.com/