（The Global Transition to a New Economyより）

「アリゾナ指標」とは、2007年に、米国のアリゾナ州の競争力に関するデータを集約する場を提供するために、米国アリゾナ州立大学の学長が始めたものである。アリゾナコミュニティ財団（Arizona Community Foundation）、非営利団体のValley of the Sun United Way、『アリゾナ・リパブリック』紙、アリゾナ商務省など、コミュニティの多数のパートナーと共同運営されているプロジェクトである。

『アリゾナ・リパブリック』紙の日曜版の「視点（Viewpoints）」欄に、指標に関する特集が掲載されており、データの対話型ツールとなっている。「アリゾナ指標」と『アリゾナ・リパブリック』紙は共同で、フェニックスを他の都市と比較している。

また、「アリゾナ指標」は州が運営する組織ではないため、目標は定めない。目標から始めて、その進捗を調べるためにデータを収集するのではなく、まずはデータを集め、コミュニティのリーダーたちに適切な目標を決めさせる。データの元になる指標は、関連する調査背景を持つアリゾナ州立大学の教員が定める。

「アリゾナ指標」は、経済、公共財政、教育、革新、持続可能性、文化、保健、人的援助、刑事司法、交通というトピックに分類されている。