世界・日本の幸せニュース

ホーム > 世界・日本の幸せニュース > 研究報告:GDPの代替指標を見直し

世界
2013.01.09

研究報告:GDPの代替指標を見直し

(シュプリンガーリンクより)

シュプリンガーリンクは12月、GDPを超えた代替指標についての論文を掲載した。経済成長を刺激することを中心に考えたマクロ経済政策の潜在的な落とし穴と幸福または経済的福祉の指標としてのGDP使用をめぐる問題が、経済学者やほかの社会科学の研究者らによって長い間認識されてきた。それゆえ、1970年代初頭から政策決定のための代替指標が開発され、普及を促進されてきたことは何ら驚きではない。

過去5年にわたって、これらの指標の開発は、政治的にも学究的にも本格化してきた。しかしほとんどの研究努力は、個々の指標の開発と普及促進に注力しており、既存の幅広い指標と理論的洞察に気を配っていない。その結果代替指標分類で、今日為政者が適切な指標を選択する手助けになっているものはほとんどない。

この論文ではまず文字通り既存のさまざまな分類体系を調査し、それぞれの弱点を説明した後、代替分類体系が幸福、経済的福祉、持続可能性の概念を利用して打ち出されている。さらなる下位範疇化は、定量的に考えを把握するために用いられるさまざまなアプローチに基づいている。さまざまな指標が定量化を目標とするという基本的概念に集中することによって、代替分類体系が現存する体系の欠点を克服しているという。

新着ニュース一覧

Page Top