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世界
2013.04.03

フランス都市部、2020年までに全住宅戸数の20%を社会住宅に

フランス都市部、2020年までに全住宅戸数の20%を社会住宅に

Image by Julien Carnot. Some Rights Reserved.
http://www.flickr.com/photos/julien-carnot/8098379192/

(エコネットワークスより)

エコネットワークスが1月23日伝えたところによると、フランスの都市部では、2020年までに全住宅戸数の20%を社会住宅(低所得者向けの公共住宅)にすることが義務付けられているという。

貧困層をこれまでのようにスラムやゲットーに隔離するのではなく、都市の中で共存させていこうとする都市連帯・刷新法、SRU法は、2000年の左翼連合政権下で誕生した。

同法で変更された都市計画の目的は、
1.持続可の目的に沿う自然・田園空間と景観の保存、都市間均衡、都市成長。
2.建設と再生の可能量を予測し、雇用と住居、住宅と経済・文化施設など都市機能の多様性と社会的混合の推進。国土の節約的利用、移動需要と自動車交通の制御、自然・景観の質の保存。
3.汚染・公害・災害の減少。
であるが、社会的住宅の配分、移動の制御、住民合意の推進などに力点が置かれている。

約800の自治体が対象となり、予算の5%を超えない範囲で強制的に社会住宅供給に割り当てられる。社会住宅率がすでに15%を超える自治体が増えてきており、徐々に効果が表れている一方で、根強い反対があり、一部の平均所得額が高い地域では導入が進まない、既存の地域住民のコミュニティを壊す、といった状況もあるという。

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