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世界
2013.05.17

国連開発計画の人間開発指数で日本は10位

(国連開発計画駐日代表事務所より)

国連開発計画(UNDP)が3月14日に発表した人間開発報告書2013によると、人間開発指数(HDI)の最新のランキングで187の国と地域中トップ3はノルウェー、オーストラリア、米国で、日本は10位であった。最下位は、いずれもアフリカにある、紛争に裂かれたコンゴ民主共和国と干ばつに苦しむニジェールであった。

HDIは、長寿で健康な生活(平均余命)、知識へのアクセス(青年人口の平均就学年数と入学年齢児童の予測就学年数)、一定の生活水準(1人当たり国民総所得)という人間開発の3つの側面における長期的前進を評価する総合指数で、各国の開発を純粋に経済的に評価する従来の方法に対峙する総合指標として、1990年から導入されているもの。

今回の報告書では、各国のジェンダー不平等を測るジェンダー不平等指数(GII)と多次元貧困指数(MPI)も新たに掲載された。GIIが最も低い国、つまりジェンダー不平等が最も小さいのはオランダ、スウェーデン、デンマーク、最も大きい地域はサハラ以南アフリカ、南アジア、アラブ諸国で、日本は21位であった。MPIは、入手可能な世帯調査データが国によりかなり異なるため、国別ランキングには用いられていない。

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