トルコの生活満足度調査:「幸せ」との回答者は61%、前年より減少
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(トルコ統計局より)
トルコ統計局が2013年2月26日に発表した2012年の生活満足度調査(Life Satisfaction Survey)の結果によると、回答者の61%が「幸せ」と答えたが、「幸せ」と答えた人の割合は2011年の62.1%から減っている。逆に、2012年に「幸せではない」と答えた人の割合は10.2%と、2011年の9.9%から増えた。
年齢層別では、「幸せ」と答えた人の割合は、18~24歳では64.4%、65歳以上では60.3%。幸せの理由として挙げられたのは「家族」(69.6%)と「自身の健康」
(70.8%)が最も多かったが、その割合は2011年と比べいずれも数パーセントずつ低かった。また、「自分の将来に希望を持っている」と答えた人の割合は2011年の75.2%から76.6%に上昇した。
公的サービスへの満足度を見ると、社会保障、教育、交通、司法サービスに対する満足度は2011年から上がったが、医療保険サービスに対しては2011年の75.9%から2012年には74.8%に下がった。治安サービスに対する満足度は79.4%のままであった。
個人の幸せに対する総合的な認識や公的サービス等に対する満足度の測定と時代的変化の特定を目的としたこの調査は、2003年に国の家計調査の一環として導入されて以来、選ばれた世帯の18歳以上の成人を対象に面談方式で定期的に実施されている。