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2013.07.24

スローマネー:食べ物とお金が結びつくところ

スローマネー:食べ物とお金が結びつくところ

Image by John Rife. Some Rights Reserved.
http://www.flickr.com/photos/jktravel/4708350215/

(Philanthropic Intelligenceより)

「スローマネー」は米国でブームになっている運動だ。アントレプレナー誌(Entrepreneur Magazine)とロイター通信社によると、金融分野では5本の指に入る流行という。

スローマネーの会員は、ウォール・ストリートで株を買うかわりに、地域の業者や食料事業に投資する。その目的は、自分たちが暮らしている地域の経済と食料のシステムを強化することだ。「早くお金を稼げるほどよい」という考えは、バランスの取れた投資収益を得るにあたっては全く不適切だ。自然の賜物は季節ごとに生産されるのであり、「四半期」や「営業年度」ごとに生産されるわけではないのだから。

4年前に誕生したこの運動の会員は、現在約2万5,000人。米国内の14箇所にオフィスを持ち、最近はフランスにも支部ができた。これらは全てボランティアによって運営されている。この2年間に180件の小中規模の事業に対して、約2,100万ドルの投資が行われた。

スローマネーは地域の活動に利する全国規模の運動であり、投資額の2,100万ドルのうち1,500万ドルは、投資者の近隣の小規模事業への投資だ。この"近さ"のおかげで、投資先に個人的に関わりやすくなり、投資先に対して自分の専門技能を活かした支援を行っている会員も数多くいる。

*この記事の初版は『Compromiso Empresarial』の2013年3/4月号にスペイン語で掲載されました。こちらの記事はPhilanthropic Intelligenceのウェブサイトに英訳されたものを、許可を得た上で要約したものです。

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