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世界
2013.08.02

世界経済フォーラム、持続可能性調整済みの国際競争力指数を発表

(世界経済フォーラムより)

世界経済フォーラムは「国際競争力レポート2012-2013」で、持続可能な競争力への取り組みをさらに進めて、持続可能性調整済み(Sustainability-Adjusted)国際競争力指数(GCI)を発表した。この新しい基準は、「社会および環境の持続可能性を確保しながら、長期にわたり、国が生産性の高さを維持するための一連の機関、政策、要因」を評価することを目的としている。繁栄と成長の傾向を測るだけでなく、環境スチュワードシップと社会的持続可能性を考慮した、「品質の成長」という概念も組み込んでいる。

同レポートの第1.2章で発表されたこの新しい手法は、GCIに二つの新しい柱を加えて調整したもの。繁栄の主な指標として、競争力の重要性が強調されている。新たに追加された「社会的持続可能性」という柱では、「社会のすべてのメンバーが、最善の健康、参加、安全を経験でき、彼らが暮らす国の経済的繁栄に寄与し、その恩恵を受ける可能性を最大限にできるような一連の機関、政策、要因」を評価する。もう一つの「環境の持続可能性」という柱では、「現在および未来の世代の繁栄を目指す、効率のよい資源管理のための一連の機関、政策、要因」を評価する。

この分析により明らかになった重要な内容の一つとして、競争力を高めても、社会と環境の持続可能性において妥協しなくてもよいことが示唆されている。

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