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2013.09.06

日本の働く人の幸福度は他国に比べて低い?

日本の働く人の幸福度は他国に比べて低い?

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私たちの多くは、毎日かなりの時間を「働く」ことに費す"働く人"です。としたら、働く人として「幸せかどうか」はとても大事なことですよね。

そういった観点からちょっと残念なニュースがあります。「働く人の幸福度調査で日本はG8中ワースト2位」というニュースです。

英国の人材マネージメント協会、チャータード・インスティテュート・オブ・パーソネル・アンド・デベロップメント(CIPD)が2013年6月18日に発表した調査結果によると、日本は働いている人々の幸福度がG8中最下位から2番目だったのです。

この調査は、CIPDがG8とBRICSを合わせた12か国を対象に、国際労働機関(ILO)や国際通貨基金(IMF)などによるさまざまな統計データから、働いている人々が「生活に満足しているか」を独自に分析したものです。

トップはカナダの91%、2位が英国の90%、そのあとは、ドイツ、イタリア、米国、ブラジルが86%の同位で続きました。日本は81%で12か国中8位、G8の中ではロシアに次いで2番目に低かったという結果です。

この結果と、各国の一人当たりのGDPのデータから、CIPDは「暮らしの満足度」は平均収入と強い相関関係があると述べています。(おそらくある程度は)「幸せや満足はお金で買える」ということなのでしょう。

興味深いのは、ドイツやフランスでは英国よりも労働者の労働時間が短いこと。「労働者の「暮らしの満足度」や収入は平均労働時間とはあまり関連性がない」と述べているのです。「長く働けば、収入も増えて、幸せになる」わけではない、ということですね。

この調査では、集めたデータから労働環境の国による違いも紹介しています。日本については、「高齢労働者が最も多い日本では、労働力の17%が60歳以上である」と紹介。この割合は今後ますます上がっていきますね。

面白かったのは「フランスのランチタイムは20年前の1時間半に比べて現在は22分間である」こと。日本のサラリーマンほどではないでしょうけど、フランス人も時間に追われるようになっているのでしょうか。また、「米国では20%近い会社がペット同伴を認めている」そうです。

さて、あなたの"働く人"としての幸福度はいかがでしょうか?

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