2013.09.17
カナダのトランジション・タウン、経済に関する人々の意識を喚起
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(The Post Growth Instituteより)
カナダで トランジション・タウンの活動を行うビレッジ・バンクーバー(Village Vancouver)では2013年1月から月に1度、経済に関する人々の認識を高めるために、エコロジー経済学に関する短期コースを開催している。経済成長に頼らない世界の繁栄を追求する国際団体、ザ・ポスト・グロース・インスティテュート(The Post Growth Institute)が2013年7月23日付の記事で伝えた。
このコースでは、ミクロ経済やマクロ経済、国際貿易、政策などに関するテーマについて、ハーマン・デイリーとジョシュア・ファーレーによるテキストをもとに、多様な人々が共に学び、意見を交わしている。
参加した記者は、伝統的経済学についてその欠点を認めつつ、その中の有用な概念やツールを見極めることができてとても役に立ったと報告、ビレッジ・バンクーバーは正規の教育機関に不足する部分を補い、一般市民の中で経済に詳しい人々が増えていくことの重要性という面で、すばらしい前例を作っていると述べている。
多くの参加者がこうした討論会の継続に意欲を示していることから、今後このコースを環境経済学や資源経済学にも広げる計画もあるのこと。