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世界
2013.10.21

経済成長の原動力と真の進歩の原動力は同じか?─韓国の場合

(『Social Indicators Research』より)

クオリティ・オブ・ライフの測定についての調査研究結果を掲載する学術誌『Social Indicators Research』は2013年9月号に、経済成長の原動力となっているものが真の進歩の原動力にもなっているのかを研究しているロイヤル・メルボルン工科大学(オーストラリア)サイモン・フィーニー准教授らによる研究結果を掲載した。

韓国を事例にとって調査したこの研究では、1970年から2005年までのデータを使い、まず真の進歩指標(GPI:Genuine Progress Indicator)を構築、その後、経験的モデルを決め、従属変数として一人当たりのGDPとGPIの成長率を推測した。

その結果、一人当たりGDPの成長率を決定するのに物的資本、研究開発、輸出、インフレの全てが重要である一方、真の進歩を推進したのは物的資本のみであることが分かった。政策立案者は、韓国国民の幸福を向上させるために、経済成長を推進している従来型の要因に焦点を絞るよりもむしろ、真の進歩を推進する他の決定要因を特定し、それに的を絞る必要があることが明らかになった。

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