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英国政府のサイトが2013年８月12日、英国でコミュニティが大切にしているパブのうち「コミュニティの財産」として登録されたものが100軒に上ったというニュースを紹介しました。

記事によると、英国ではコミュニティが大事にしているもの（asset）を「財産」として指定する機会が、法律によってコミュニティに与えられています。これによりコミュニティは、地元の大切なパブや店、図書館、サッカー場などが売りに出された場合に、それを自分たちで買い取るための猶予が与えられることになっています。

コミュニティパブを担当する大臣はこのニュースの発表に伴い、地元のパブは英国の経済、社会、文化の一端として重要なものであると述べ、より多くの国民に地元のパブを支援するよう呼びかけました。彼はまた、英国人はパブが単にビールを飲む場としてだけでなく、地元の経済やコミュニティにとってどれほど重要であるか何百年にもわたって認識してきたとも言っています。

コモンズ（共有性）に関する執筆・活動を行うデイヴィッド・ボリエ氏は2014年２月18日、自身のサイトでこの話題を取り上げました。ボリエ氏は2008年の金融危機以降、7,000軒以上のパブが閉店し、小さなコミュニティは「パブのない生活」という思いもよらない事態に直面したというニューヨークタイムズ紙の記事を紹介し、このようにコミュニティの長期的な利益を主張する法的権利があることはとてもすばらしく、こうした先例をさらに作っていくべきだと述べています。