インターネットで行う署名活動:「成長への依存を減らすための研究」を支援する
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AVAAZ.ORGという、嘆願書への署名などを集めるためのサイトをご存知でしょうか?
例えば2012年には、このサイトを通して、約100万人がパキスタンの貧しい子供たちを学校に通わせるための給付金プログラムの支援をパキスタン政府に訴え、パキスタンのザルダリ大統領自身も署名したそうです。
このサイトに「有限の地球で成長を永遠に続ける? 求む、代わりとなる経済!」と題する嘆願書が、2014年6月13日に掲載され、署名を募っています(2014年7月11日現在)。この嘆願書と署名は、米国の国立科学財団所長のFrance A. Cordova氏と欧州委員会の研究・イノベーション総局長Robert-Jan Smits氏に届けられることになっています。
この嘆願書の内容は次の通りです。
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France A. Cordova様、Robert-Jan Smits様
経済成長への依存を減らすための研究への助成をお願いいたします。
この研究が必要な理由は、終わりのない経済成長は有限の世界では持続可能ではないからです。気候変動のような主要な環境問題は、すべての国が経済的な産出量を増やしていては解決できないでしょう。持続可能な繁栄のためには、成長を基礎としない新たな経済モデルが必要なのです。
新たな経済モデルへの第一歩は、成長への依存を減らすことです。よって、私たちはあなた方に、「成長への依存」についての研究の助成を行うことを求めます。経済研究に割り当てられる金額の少なくとも10%を成長依存のプロジェクトにまわして下さい。