英国、資源効率向上で雇用創出
Image by Eric Some Rights Reserved.
http://www.flickr.com/photos/emagic/1785924078
(WRAPのサイトより)
資源効率を向上させる手段の一つは「循環型経済」を開発することです。回収、リユース(再使用)、修理、製造、リサイクル(再利用)を通して可能なかぎり製品や資源を利用し続けることが必要です。これにより環境が保護されるだけでなく、多大な経済的利益が生み出される可能性があります。2015年1月20日にロンドンでのイベントで発表された「英国の労働市場の課題に取り組む機会(Opportunities to tackle Britain's Labour Market Challenges)」と題する研究は雇用を創出する循環型経済の成長の範囲を確認しています。
重大なことに、英国の北東部やウェストミッドランド州など失業率が高い地域では、将来的に雇用の喪失が予測されている低度・中度熟練労働者の間で特に、雇用創出への最大の影響が見られる可能性が研究で明らかになりました。
研究によると、英国が循環型経済に向けた現在の開発の道を歩み続けると2030年までに20万5,000人の低度・中度熟練労働者の雇用を必要とし、失業人口を5万4,000人減少させ、熟練労働者における将来的な喪失の11%を相殺する可能性があります。
あるいは、循環型経済活動をより広範囲に拡大させる転換のシナリオでは、2030年までに50万人超の低度・中度熟練労働者の雇用を生み出し、失業人口を10万人減少させ、熟練労働者における将来的な喪失の18%を相殺する可能性があります。
- この記事について詳しくはこちら(英語)
http://www.wrap.org.uk/content/employment-and-circular-economy - 報告書(全文):Opportunities to tackle Britain's Labour Market Challenges
http://www.wrap.org.uk/sites/files/wrap/Opportunities%20to%20tackle%20Britain%27s%20Labour%20Market%20Challenges%20full%20report.pdf