人びとは地産地消を望んでいる――欧州でのアンケート調査より
From Farm to Folk: public support for local and sustainably produced food
http://www.foeeurope.org/sites/default/files/publications/from-farm-to-folk_1.pdf
(FoE欧州より)
FoE欧州は2015年1月14日、欧州の人々は地元での食材の購入が多くの恩恵をもたらすと思っているが、今はいくつかの問題によってそれが困難であることを示す調査結果を発表しました。
同調査はFoE欧州がTNS Opinion & Socialに委託したもので、2014年10月23日から12月8日に、ポーランド、スペイン、英国、フランス、ドイツ、ブルガリア、チェコ共和国、ハンガリーの8カ国で16~64歳の成人8,362名を対象に実施されました。
報告書「From Farm to Folk: public support for local and sustainably produced food」(仮訳:「農場から人々まで:地域の持続可能な方法で生産された食料に関する世論の支持」によると、「地域の食材を購入することが地域の雇用の支援につながる」という意見に賛成の回答者が89%いたほか、「地域の食材はバランスのとれた食事を提供する」という回答も78%ありました。
しかしその一方で、「入手可能な地域の食材が十分にない」という意見に賛成の回答者が67%いたほか、「政府は地域の食材をもっと支援するべき」(91%)、「地域の食材は高価すぎる」(69%)、「地域の食材に関する情報が十分にない」(73%)という回答も得られました。
FoE欧州は報告書の中で、地域の農家や食品会社が持続可能で旬の新鮮な食料を地域の人々に提供することに公的資金を投入し、欧州委員会や各国政府がリーダシップを発揮する必要性を訴えました。
- この記事について詳しくはこちら(英語)
http://www.foeeurope.org/local-food-briefing-full-opinion-poll-results-140115 - 報告書:From Farm to Folk: public support for local and sustainably produced food
http://www.foeeurope.org/sites/default/files/publications/from-farm-to-folk_1.pdf