2015.05.25
世界で最も安全な都市は東京、大阪は3位
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(EIUより)
エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は2015年1月、世界50都市の安全性に関する報告書『Safe Cities Index 2015』を発表しました。報告書では、各地域を代表する都市であることやデータが利用可能であることなどの条件に基づいてEIUが選んだ50の都市を対象に、「サイバーセキュリティ」、「医療・健康環境の安全性」、「インフラの安全性」、「個人の安全性」の4つの部門で評価・ランキングされています。
総合ランキングは、東京が1位、次にシンガポール、大阪。東京は、最も順位が高かったのがサイバーセキュリティ部門(1位)、最も低かったのが医療・健康環境の安全性部門(8位)で、すべての部門において上位10位以内に入っています。
都市の相対的な安全性を検証した結果、主にこのようなことが明らかになりました。- 先進国の都市が上位半分を占め、新興国の都市が下位半分に入っていることから、都市の安全性は、経済力と発展状況に密接に関係している。
- 犯罪対策、インフラ管理、疫病の蔓延防止にデータが利用されつつある。こうしたテクノロジーの活用を最前線に置く一方で、警察の関与の強化など、従来の安全対策も依然として成果をあげている地域もある。
- オンライン上の脅威が、地理的境界を越えて勢いを増しつつあり、対策に都市の連携がますます求められている。
また、報告書には、東京を含む過去と将来のオリンピック開催都市の安全性についても取り上げられています。
- 『Safe Cities Index 2015』の報告書全文はこちら(英語)
http://safecities.economist.com/wp-content/uploads/2015/01/EIU_Safe_Cities_Index_2015_white_paper-1.pdf - エグゼクティブサマリーの日本語版はこちら
http://http://www.economistinsights.com/sites/default/files/EIU_Safe_Cities_Index_Report_Executive_Summary_JPN.pdf