2015.12.06
世界寄付指数2015:世界1位はミャンマー
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https://en.wikipedia.org/wiki/File:Luang_Prabang_Monks_Alm_Dawn_01.jpg
(チャリティー援助財団より)
英国のチャリティー援助財団(Charities Aid Foundation:CAF)は、2015年11月10日に『世界寄付指数2015』を発表しました。この報告書では、「チャリティー団体にお金を寄付したか」「助けが必要な見知らぬ人に手を差し伸べたか」「組織のボランティアに時間を割いたか」の三つの要素に注目しています。
総合ランキングのトップはミャンマー、2位は米国、3位はニュージーランド、日本は145カ国中102位でした。なお、日本の三つの要素それぞれの順位は、「お金を寄付したか」は83位、「見知らぬ人に手を差し伸べたか」は137位、「ボランティアに時間を割いたか」は44位です。
お金の寄付については世界的に増加が見られ、お金を寄付する人は、オーストラリアやオランダ、ドイツのような豊かな国でも、タイやチリのような貧しい国でも、増加しています。また、全体のほぼ半数(48.9%)が、見知らぬ人の手助けをしていました。
報告書によると、チャリティーが行なわれる背景には、ミャンマーでの仏教のような宗教的な影響のほか、紛争や自然災害の発生も影響していると考えられます。
(新津 尚子)
- 『世界寄付指数2014』報告書はこちら(英語)
https://www.cafonline.org/about-us/publications/2015-publications/world-giving-index-2015