世界・日本の幸せニュース

ホーム > 世界・日本の幸せニュース > コミュニティ・レジリエンス構築に不可欠な六つの要素とは?

世界
2015.12.21

コミュニティ・レジリエンス構築に不可欠な六つの要素とは?

コミュニティ・レジリエンス構築に不可欠な六つの要素とは?

Six Foundations for Building Community Resilience
http://sixfoundations.org/

(ポストカーボン研究所より)

ポストカーボン研究所は2015年11月、報告書「コミュニティ・レジリエンス構築のための六つの礎(Six Foundations for Building Community Resilience)」を発表しました。

世界中のコミュニティが抱えている問題はそれぞれですが、現在社会はグローバル化に大きく影響されており、相互に関係し複雑化しています。そのため、世界的な背景を視野に入れ、生態系の危機やエネルギーの危機、経済の危機、公正の危機といったさまざまな危機に対応できるレジリエンスの構築が求められています。

コミュニティがレジリエンスを築くために不可欠な六つの礎は以下の通りです。

(1)人――コミュニティの将来を構想し、コミュニティのメンバーが共にレジリエンスを構築する力となる。
(2)システム思考――現在明らかになっている複雑に絡み合うさまざまな危機を理解するために、また、そのような危険が、互いに関連した複雑なシステムであるコミュニティにとって、どんな結果を引き起こすのかを理解するために不可欠である。
(3)適応力――レジリエンスが備わっているコミュニティは変化に適応できる。コミュニティも、私たちが直面する問題も、絶えず変化しているため、それに対して適応することは進行中のプロセスといえる。
(4)転換能力――問題の中には単に適応するだけでは対処できないほど大きなものがある。そのため、根本的、転換的な変化が必要となり得る。
(5)持続可能性――コミュニティのレジリエンスが自分たちだけに役立つもの、今だけ通用するものでは持続可能ではない。ほかのコミュニティ、将来世代、私たちが依存する生態系にもうまく作用しなければならない。
(6)勇気――個人として、コミュニティとして、困難な問題と向き合い、私たち全員の未来に責任を負う勇気が必要である。

新着ニュース一覧

Page Top