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2016.01.26

持続可能な開発目標を達成できるか?

持続可能な開発目標を達成できるか?

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(ベルテルスマン財団より)

先進国は国連「持続可能な開発目標(SDGs)」を2030年までに達成する準備ができているのか――独ベルテルスマン財団は、国連サミットが開催された2015年9月に、OECD加盟国34カ国を対象に、世界で初めてとなるSDGsに関する調査報告書を発表しました。

本報告書では、SDGsの17の目標【注釈】にそれぞれ二つの指標を設定し、評価・分析を行っています。調査の結果によると、すべての目標で優れた取り組みが行われている国は一つもなく、それぞれの国が他国から学ぶべき課題を抱えていることがわかりました。上位3カ国は順に、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク。

日本についての総合順位は34カ国中13位となりました。本報告書で注目された主な指標は次の通り。

日本が1位となった主な指標
  • 肥満率が3.6%と最も低い(OECD平均18.4%)[目標2.農業と栄養]
  • 健康寿命が75歳と最も高い(OECD平均71歳)[目標3.健康]
  • 高等教育の普及率が100%に達している(OECD平均76.3%)[目標4.教育]
日本が下位となった主な指標
  • 国会議員の女性の割合が8.1%と最も低い(最下位:OECD平均27.77%)[目標5.ジェンダーの平等]
  • 男女の所得格差が26.6%と大きい(下位3位:OECD平均15.46%)[目標5.ジェンダーの平等]
  • 貧困線未満で暮らす人の割合が16%と高い(下位6位:OECD平均11.5%)[目標1.貧困]

日本社会は、女性差別とともに貧困対策を積極的に進める必要があると、本報告書は指摘しています。


*注釈:持続可能な開発目標(SDGs)17の目標
目標1.貧困、目標2.農業と栄養、目標3.健康、目標4.教育、目標5.ジェンダーの平等、目標6.水、目標7.エネルギー、目標8.経済と雇用、目標9.インフラとイノベーション、目標10.不平等、目標11.都市、目標12.消費と生産、目標13.気候、目標14.海洋、目標15.生物多様性、目標16.制度、目標17.グローバル・パートナーシップ

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