2016.04.27
国連「世界幸福度ランキング」 日本は53位
World Happiness Report 2016 Update
http://worldhappiness.report/
国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」は2016年3月16日、世界幸福デーにあわせて「2016年版世界幸福度報告書」を発表しました。
今回で4回目となる本報告書では、156カ国を対象に調査が行われ、前回3位だったデンマークが1位、次いでスイス、アイスランドとなりました。下位1位はブルンジで、下位10位のうち8カ国がサブサハラ・アフリカに属し、2カ国は戦争で荒廃した状況にあります(シリアとアフガニスタン)。日本は前回(46位)よりも順位を下げて53位となりました。
2016年版では新たな試みとして、国内・地域内の「格差」について調査・分析されています。その結果、幸福度の格差が小さい社会で暮らす人々はより幸福であるということが明らかになりました。また、ほとんどの国や地域で幸福度の格差が大幅に拡大していることもわかりました(2005年から2011年の調査と2012年から2015年の調査との比較)。
報告書では、危機的状況下でのレジリエンスにとって幸福に影響する重要なカギとなるのが社会的側面であると指摘。福島では信頼関係や社会の結束が十分築かれており、東日本大震災により強められ、幸福の維持につながった、と述べています。
- 2016年版世界幸福度報告書について詳しくはこちら(英語)
http://worldhappiness.report/