2016.07.13
英国、「成長の限界」に関する超党派の議員連盟が発足
Limits Revisited
http://limits2growth.org.uk/wp-content/uploads/2016/04/Jackson-and-Webster-2016-Limits-Revisited.pdf
(成長の限界に関する議員連盟より)
英国で超党派の議員による「成長の限界に関する議員連盟」が発足し、2016年4月19日に初めてのイベント「成長の限界か、繁栄の機会か?」が開催されました。
「成長の限界に関する議員連盟」の目的は、環境的、社会的移行期の経済成長について、党派を超えた対話を行なうための新たなプラットフォームを提供することです。この議員連盟の議長は、キャロライン・ルーカス下院議員(緑の党)が務め、副議長はジョージ・ケレバン下院議員(スコットランド民族党)とダニエル・ゼイチュナー下院議員(労働党)が務めています。
この議員連盟では以下のことを目指しています。
- 環境的、社会的限界に関わる特有の経済リスクに関する、党を超えた対話の場を作り出すこと。
- こうした限界についての証拠を評価し、リスクを見極め、適切な対応への支援を構築すること。
- 繁栄を再定義し、成長を測定する国際的な議論に貢献すること。
4月19日のイベントには100名以上が参加し、基調講演はローマクラブの共同会長アンダース・ウィクマン氏が行ないました。またイベントでは、成長の限界についての議論をティム・ジャクソン氏らがまとめた報告書『限界再考(Limits Revisited)』の発行も祝いました。
- 成長の限界に関する議員連盟について詳しくはこちら(英語)
http://limits2growth.org.uk/ - 報告書『限界再考(Limits Revisited)』(英語)
http://limits2growth.org.uk/wp-content/uploads/2016/04/Jackson-and-Webster-2016-Limits-Revisited.pdf