世界人道サミット:援助物資提供の改善と人道への課題での前進を誓う
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(世界人道サミットより)
命をつなぐために援助を必要とする人々が記録的な数にのぼり、そのニーズを満たすための資金が大幅に不足している中、史上初となる「世界人道サミット」が2016年5月23日、24日、トルコのイスタンブールで開催されました。集まった世界のリーダーたちは、援助物資提供の改善、難民の支援、国際法の順守、資金の増加、過去70年で最大となる移民の流れを生んでいる危機の予防という5つの責任を支持しました。
2日間のサミットには、国家元首や政府のトップ55人を含む173カ国の政府代表約9,000人のほか、国内・国際NGOの代表約700人、民間企業から約350人、国連関係機関の代表、学識者、報道関係者ら約130人が参加(※)。一触即発の緊張状態を暴力的な衝突へと発展させる可能性を持つ社会的、経済的、その他の不公平を解決することを含め、苦しみを和らげる新たな方法について、多様な主体が議論しました。
またサミットでは、人道支援と開発のパートナーが人道的活動の必要性を削減するために協力する新たな方法で合意に至った一方で、援助機関とドナー政府は、資源を必要とする人の管理下へと置く「グランド・バーゲン」を約束しました。
サミット開催を呼びかけた国連の潘基文事務総長は、同年9月の国連総会でサミットの成果を報告し、約束を前進させる道筋を提案する予定です。
※注記:参加者の種別・人数については、以下のURLを参考にしました。
https://www.worldhumanitariansummit.org/faq