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2016.10.10

2016年、世界の都市の「暮らしやすさ」は低下

2016年、世界の都市の「暮らしやすさ」は低下

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https://www.flickr.com/photos/16nine/23202601101/

(EIUより)

英国の調査機関、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、2016年8月、世界140都市を対象にした、ライフスタイルの問題に関する「暮らしやすさ」のランキングを発表しました。

順位の付け方は、「安定」、「健康」、「文化と環境」、「教育」、「インフラ」の5つの領域について、個人のライフスタイルに現れる可能性のある30の要素の相対的な快適さに応じて、全ての都市を5段階に振り分けます。その後、全体と先の5つの領域それぞれで、暮らしやすさのパーセンテージを算出します。(1「我慢できない」から100「理想的」)。

今回の調査結果では、オーストラリアのメルボルンが「最も暮らしやすい都市」の第1位(総合評価97.5)を保持し、僅差でオーストリアのウィーンが続いています。最下位はシリアのダマスカスでした(総合評価30.2)。140都市のうち、20%にあたる29の都市で、暮らしやすさが低下していることが過去12カ月の調査でわかりました。

低下の主な原因はテロによる脅威です。2016年のこれまでに1000件以上が報告され、中でもフランスや、トルコ、米国、ベルギーでの事件が注目されています。さらに、警察の逮捕時に黒人が死亡するという事件が引き金となる米国の多くの都市での社会不安、東欧やアジアでの緊張、現在、ウクライナやシリア、リビアで起こっている内戦といった要素が低下の度合いを増しています。

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