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世界
2017.02.26

オックスファム報告書、『99%のための経済』

(オックスファムより)

オックスファムは2017年1月16日、『99%のための経済』と題する報告書を発表しました。現在、豊かな人と貧しい人の間の格差はますます広がり、2016年には世界の最も豊かな8人が所有していた富は、世界の貧しい方から半数の人々が所有している富と同じでした。

報告書によるとこうした現状が生み出されたのは、市場経済の生命線である企業、特に大企業の活動が、豊かな人々に利益をもたらすしくみになっており、一方で労働者や生産者がますます多くを搾取されているためです。また、大企業や豊かな人々が最大限の利益を求めるためにタックスヘイブンを利用し、各国の政策にも影響力を行使していることも一因です。

こういった状況を踏まえ、報告書は最も豊かな1%のための経済ではなく、99%のためのヒューマンエコノミーを構築する必要があるとしています。ヒューマンエコノミーとは、雇用の安定と適切な賃金、男女平等を保証し、地球上の限りある資源の範囲内で繫栄し、すべての子供が可能性を十分に発揮できる経済社会のことです。

そのためには各国政府が協力してタックスヘイブンの時代を終わらせ、労働者が高い賃金を得られるようにすること、また事業活動による収益が社会や労働者、地元コミュニティの手に渡るようなビジネスモデルを支援することが必要です。さらに、女性の社会進出への障壁をなくし、女性による無償労働もしっかりと評価するような指標で、人間の進歩を測る必要があると報告書はまとめています。

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