幸福に関する国際学会ISQOLS、年次大会を開催
16th Annual meeting Internation Society for Quaility-of-Life Studies
http://www.isqols2018.hk/
(ISQOLSより)
International Society for Quality-of-Life Studies(ISQOLS)は2018年6月14日~16日に香港で年次大会を開催します。ISQOLSは1995年に設立されて以来、生活の質(QOL)・幸福に関する研究を推進する学会として本や定期刊行物の出版、会議の開催など行い、現在では国際的に広く知られています。
この学会の一番の目的は、立場や分野の違いを超えて幸福学に関する知識を創造し、さらにその普及や活用を支援することで、例えば研究者たちがQOLに関する研究をさまざまな領域で進展させる取り組みを調整できるようにしたり、QOLのより良い評価基準や手法を開発するために学者たちが緊密に連携できるよう促したりしています。
16回目となる今回の大会は、「変わりゆく世界におけるQOLの向上」をテーマに香港理工大学応用社会科学部と共同で開催することになっています。心の健康に関する問題、高齢化、地球温暖化、汚染や格差など地球規模の課題が浮上する中、この学会では、さまざまな分野で活躍する研究者や実践者に、QOLや幸福に関する学術・実践研究の成果について発表する場が与えられます。
会議には「QOL・幸福の概念」「QOL・幸福の研究における方法論的ツールや、課題、進展」「経済、雇用、収入の格差と貧困」」「QOL・幸福に関する政策」「人生のそれぞれの段階におけるQOL」「健康と幸福」といった11の部門があり、学会での発表を希望する研究者・実践者は、自分の研究がどの部門に当てはまるのかを慎重に検討した上で発表申込をするように求められています。
(編集部より)この2018年のISQOLSの年次大会には、幸せ経済社会研究所所長の枝廣淳子が参加し、島根県海士町との共同研究を発表する予定です。プログラムの発表はもう少し先ですが、楽しみにお待ち下さい。
- この記事の原文を読む(英語)
http://www.isqols2018.hk/