2018.02.07
世界の若者の幸福度指数発表――日本の順位は?
2017 Global Youth Wellbeing Index
https://www.iyfnet.org/library/2017-global-youth-wellbeing-index
(国際青少年育成財団より)
国際青少年育成財団は、「2017年版 世界若年層幸福度指数」(2017 Global Youth Wellbeing Index)を発表しました。2014年に発表された第1弾に続くもので、世界の若者の幸福度を評価、比較するための若者に関連するデータを収集し関連付けています。
2017年版では、前回の6つの分野(市民参加、経済的機会、教育、健康、情報通信技術、安全・治安)に、「男女平等」を加えた7つの分野で、30カ国を対象に若者の生活状況を評価しています。
報告書の主な結果は以下のとおりです。
- 若者の幸福度は徐々に向上しつつある。
- 幸福度が高いと感じている若者は11%しかいない。
- 分野別でみると、若者の幸福度が最も高いのは教育の分野で、最も低いのは経済的機会の分野である。
- 圧倒的多数の若者が男女平等を支持している。
- 若者は心の健康管理へのより良いアクセスを早急に必要としている。
- 若者の死因のトップは依然として交通事故である。
- 非常に多くの若者が政府は若者を大切にしていないと感じている。
- 若者はコンピューターより携帯電話を使用している。
- 何百万人もの若者が喫煙している。
総合ランキング上位3カ国は順にスウェーデン、オーストラリア、英国でした。
日本の順位は前回と同じ7位でした。分野別では、安全・治安(4位)、経済的機会(6位)、情報通信技術(7位)で比較的高い評価を受けましたが、健康の分野で26位となり、前回の8位から大きく順位を下げました。
- 「世界若者層幸福度指数」のサイトはこちら(英語)
https://www.iyfnet.org/library/2017-global-youth-wellbeing-index - (参考)2014年の「世界若年層幸福度指数」の結果はこちら(日本語)
https://ishes.org/happy_news/2014/hpy_id001265.html