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世界
2018.06.05

世界の繁栄度は過去10年間で最高に

(レガタム研究所より)

英国のシンクタンク、レガタム研究所は2017年11月に「レガタム繁栄指数」を発表しました。今回は世界149カ国(香港を含む)を対象に「経済」「ビジネス環境」「統治」「教育」「健康」「安全・治安」「個人の自由」「社会関係資本」「自然環境」の9項目で評価し、ランク付けしています。

世界の繁栄度は上昇し続け、2007年以降10年で最も高くなりました。中でも、アジア太平洋地域での進歩は目覚ましいものがあります。さらに繁栄スピードも、最初の5年に比べ、後半5年の方が速くなっています。しかし、指数における最高点と最低点の差や国家間の隔たりは、この5年間の方が多く、全体としての繁栄度は増えても、すべての国がそのおかげを享受しているとは言えません。

「統治」は世界のあらゆる地域で改善され、とりわけアジアとサハラ以南のアフリカでは進展しています。また、調査の開始以降初めて、わずかながら西欧の繁栄度が北米の繁栄度を上回りました。これは、西欧の繁栄度が広範に維持されているのに対し、北米の繁栄度が、殺人事件の増加や、宗教の自由に対する国民への社会的圧力の高まりのせいで、他のどの地域より急速に落ち込んだためです。

日本の繁栄度指数ランキングは「総合」で23位(昨年は22位)。「安全」や「健康」では高順位にありますが、「社会関係資本」で101位と大きく後れをとっています。昨年に比べ最も大きく順位を上げたのは「自然環境」で、5ランク上がっての43位でした。

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