（ニュージーランド政府のサイトより）

ニュージーランド政府は予算に関するサイトで、2019年度の予算では「人々の幸福」に焦点を当てる予定であると述べています。

ニュージーランド政府は、今後の予算では人々の幸福や環境を政策の中心に据えるよう力を尽くすと述べ、そうした取り組みの中で、さまざまな幸福度指標に照らし合わせて国民に公表するとしています。同政府は予算を、いくつかの高レベルな指標に照らして国の実績を見直し、経済的・財政的な見通しに合わせて政府の計画を作り、今後の戦略に取り掛かる年に一度の機会であると捉えています。

説明によると、2019年度は「幸福予算（Wellbeing Budget）」を組むことによって、重点を置くのが経済的・財政的政策にとどまらないようにする予定です。またそのために、財務省が定める、政府の投資優先順位や資金提供の決定に関する情報を提供するための生活水準フレームワーク（Living Standards Framework）を活用することになります。政府は、成否についてより包括的な評価を示すため、より多くの指標に照らして測定、報告するとしています。また、こうしたことは、予算決定プロセスによって後押しされます。このプロセスとは、根拠に基づいた決定を促し、費用対効果の高い方法で政府の目標を実現するものです。「幸福予算」は、ニュージーランドの公共政策の中に「幸福」を組み込む重要なステップとなります。

ニュージーランド政府によると、「幸福予算」について詳しいことは、2019年度の予算政策書に記載される予定です。