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世界
2019.02.12

世界が抱える最大の脅威は異常気象:「グローバルリスク報告書」発表

世界経済フォーラムは2019年1月15日、ダボスで開催された年次総会に合わせて、2019年版「グローバルリスク報告書」を発表しました。

本報告書では経済、地政学、環境、社会、テクノロジーの五つの分野でリスクを洗い出し、順位づけをしています。2019年版では発生する可能性が高いリスクとして、1位が「異常気象」、2位が「気候変動の緩和と適応への失敗」、3位が「自然災害」、4位が「データの不正利用または盗難」、5位が「サイバー攻撃」となりました。前年版に引き続き、上位5位に環境のリスクが三つ入っていることから、依然として環境対策が重要な鍵であることがうかがえます。

今回、重視する差し迫った懸念事項は以下の通り。

  • 経済成長の停滞や世界の債務残高の増大などがマクロ経済のリスク要因となっている。
  • 大国間の緊張が高まっているため、環境保護や第4次産業革命にともなう倫理的課題などの世界的な難問解決に向けて、世界が協調して行動することがより難しくなっている。
  • 環境政策の欠陥がますます懸念され、対策を怠った結果があきらかになりつつある。
  • テクノロジーの脆弱性によるリスクとして、フェイクニュースやアイデンティティ盗難、企業や政府によるプライバシーの損失を心配する意見が多かった。
  • 社会の複雑な変化が人々の生活に深く影響し、多くが不安や不幸、孤独を感じている。心の健康問題を抱える人が世界で7億人いると見込まれる。

(佐々 とも)

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