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世界
2019.03.01

2050年までに100億人に持続可能な食料供給を行う22の方法

(世界資源研究所より)

今日の食料生産量では、2050年には世界の全人口を賄うことができません。2050年には、世界の人口は100億人近くになり、2010年よりも約30億人増えた人口の食料を賄う必要があるのです。

2050年までに100億人に持続可能に食料を提供するためには、以下の3つの差を埋める必要があります。

  • 2010年に生産された農作物の量と、2050年に必要とされる量との差
  • 2010年の農地面積と2050年までに拡大が予測される農地面積との差
  • 地球温暖化を2℃未満に抑えるために目標とされる温室効果ガス排出量と、予測される2050年の農業からの排出量との差

世界資源研究所は、この3つの差をなくし、持続可能な食料提供をするための22通りの方法を図で示した報告書を発表しました。

例えば、「1.食品ロスと食品廃棄を削減する」の項目では、人間が消費するために生産された食料の約4分の1は食べられていないことが明らかにされ、食品ロスと食品廃棄を2050年までに25%削減すると、「食料の量の差」を12%、「農地面積の差」を27%、「温室効果ガス排出量の差」を15%埋めることができると記されています。さらに必要な行動として、食品廃棄の測定や削減目標の設定、発展途上国の食料貯蔵の改善、消費期限ラベルの簡素化などが挙げられています。

報告書の最後には、「3つの差を埋めるためには、22の方法からどれかを選択するのではなく、全てを実行する必要がある」と述べられています。

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